気になっていたグリーンブックやっと観た。
生まれも育ちも、生活のレベルも肌の色も、なにもかもちがう2人が共に旅をする中で次第に心を通わせていくというよくあるロードムービーなのだけれど 心にじわーんとくるものがあった。
観終わったあと心が温かくなる、すてきな映画でした。
グリーンブックのめちゃくちゃざっくりなあらすじ…
舞台は1962年。
人種差別が平然とはびこる中、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニーもまた黒人を見下していており、妻のドロレスはそんな彼を淋しく思っていた。
ある日クラブが改装で2か月休業することになり、その間トニーは天才黒人ピアニストのドン・シャーリーの運転手として働くことになる。ドン・シャーリーは人種差別が全米の中で最も強烈な南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。
出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく。
グリーン・ブックとは…
ニューヨークの郵便集配人であったヴィクター・H・グリーンが1936年、黒人が平等で自由な旅行ができるようにと願って出版したもの。米国の人種隔離政策時代の1930年代から1960年代に毎年改訂され発行された。
白人以外お断りのレストラン・ショップ・ホテル、、、、白人以外は日没を過ぎて外出してはいけない町、、、それらを守らなければ留置所行き、さいあく処刑という屈辱がまかり通っていた時代。 黒人旅行者のバイブルとも言うべきこのグリーンブックは、黒人が安全に利用できる宿泊施設・レストラン・美容院・ナイトクラブ・ガソリンスタンドなどをリストにして紹介するガイドブックで、黒人たちが差別を受けることなく安心して旅行するために欠かせない情報源となった。
2か月間の別れ...。がさつで粗野だけれど家族のことは心から愛しているトニー。
知的で品がありピアニストとしての名声も頂点、住居はカーネギーホールという超一流なドン・シャーリーとがさつで粗野で無学で下品(だけど仕事はデキる男)なトニーの話の噛み合わなさがとにかくおもしろい。。。
あるときケンタのチキンを買うと、庶民のファストフードを食べたことのないドン・シャーリーはキョトン顔。
トニ「うまいから食ってみ」
ドン「いや、無理・・・」
トニ「いいから食えって」
ドン「フォークとナイフがないじゃないか」
トニ「そんなの手づかみで食うに決まってんだろー」
ドン「・・・・・ぱくり・・・」
そんな天然ドン・シャーリーがひとたびピアノを弾くとトニーはその才能に衝撃を受ける。
物語は人種差別を絡めながら進んでいく。
ドンシャーリーとともに旅をする中であからさまな差別行為を目の当たりにし、自分の中にもふつうにあった差別意識に違和感を抱きはじめるトニーの心の変化にも注目。
終始じーんとしながらも涙こぼれることはなかったけれどラストシーン、ドロレス(トニーの妻)の ほんとうになんてことのないひと言で涙腺一気に決壊。。
ドロレスがぜんぶ持ってった―――!!!
というわけですごくいい映画だった
のだが、途中からドン・シャーリーの笑顔が大泉洋さんに見えて仕方なかったんだけど。w
北海道ローカルタレント時代からの大泉さんファンである、そんじょそこらの大泉ファンとはキャリアが違うロドリゴさんはわかってくれると思ったのだが あまり共感してもらえず哀しかった・・・
笑顔が大泉さんなドン・シャーリー①
笑顔が大泉さんなドン・シャーリー②
笑顔が大泉さんなドン・シャーリー③
グリーンブックの映画感想、まさかの大泉さんで終わる。。。
ちなみにこの映画、実話をもとに描かれています。