3連休、巷でおもしろいとウワサの「バーフバリ」を見た。
おもしろいおもしろい、と言われていたのもあったし なんと言ってもボリウッド(インド映画)なのでコメディ要素の高い映画なのかと思ったら、がっつり骨太な歴史的戦争映画・人間ドラマでした。
それで感想は......
おもしろかった!!!
予想外だったのは、この映画に2があるというのは知っていたのだけれど2というより前編・後編の2部構成だったこと。第1部である「バーフバリ 伝説誕生」は実にいいところでプツリと終わる。完全な「つづく...」状態。つまり次の「バーフバリ 王の凱旋」を見ないとバーフバリは完結しない。いうなればバックトゥザフューチャーの2と3みたいな関係。というわけで2本続けてみると5時間くらいかかってしまうのでさすがに我が家は日を分けて鑑賞しました。
バーフバリのめちゃくちゃざっくりなあらすじ…
雄大な瀑布の上に栄える古代インドの大国マヒシュマティ王国の国母;シヴァガミが自らの命と引き換えに追手から逃がした赤ん坊は滝のふもとにある小さな村の村長夫妻に大切に育てられてきた。
25年後、赤ん坊は逞しい青年(シヴドゥ)に成長していたが、成長と共に滝の上の世界が気になってしょうがなく毎日滝をよじ登ろうと試みる。ある日滝から落ちてきた仮面を見つけたシヴドゥはその持ち主が女性であることを知って淡い恋心を抱き、その女性の幻に導かれて遂に滝の頂上に到達する。
シヴドゥは付近を散策し、そこで探し求めていた女性アヴァンティカを見つける。彼女は、マヒシュマティ王国の暴君バラーラデーヴァに捕らえられ幽閉の身であるデーヴァセーナ王妃を救い出そうとするクンタラ王国一党に所属していた。
シヴドゥはアヴァンティカたちと共にマヒシュマティ王国に乗り込むのであった。
そのさなか、シヴドゥは自分はほんとうはマヒシュマティ王国の王子であったこと、父は国王となるはずだったバーフバリだと知る。
映画開始30分くらいは シヴドゥが何度も滝をのぼっては滑落したり(ふつうの人間なら一発で死ぬがピンピンしてる)
シヴドゥがアヴァンティカにアプローチするくだりがおもしろすぎたりでほのぼのだったのに、いきなり斬りあい・刺し合い・なぶり殺しタイムに突入。
それも、日本ではもはや映像化が許されないであろう例えば首ちょんぱなどふつうにあるので免疫薄れまくってるわたしはかなりぐったりだった(でもだんだん慣れる)
とにかく殺陣(たて)がものすごい凝っててこれだけでも見応えある。アクロバティックで躍動感があり、かつ美しくもある剣さばきや弓使いは見事の一言。本来ならあまり好きじゃない戦闘シーンもがっつり見入ってしまったのは殺陣のすばらしさのおかげだと思う。
第2部はパパであるバーフバリの物語がメインになるがもうハラハラドキドキ。クライマックスまで目が離せない展開の嵐。
観終わった頃には「バーフバリかっこえええ・・・♥」ってなる。。。。
この通り、正統派のイケメンではないしどちらかと言えば厳ついお顔なのだが確実に惚れること間違いなし。。。。
強く逞しく知性も備わっているバーフバリの、さりげない女性への優しさがキュンとくる~~!!!
意中の姫君に弓を教えるときのエロやさしさと言ったらヤバかったわ。
IT大国であるインドならではの惜しげもないVFX映像はとてもリアルでありながら美しさが半端なくて見ているだけでうっとりだし、ボリウッドお約束の突然歌いだすアレも最高だった。
2本合わせて5時間はなかなか手を出しずらいかもだけれど是非見てほしい作品だと思いました。