先日観たCODAが気に入りすぎて繰り返し観ては涙を流す日々なのですが…
ふと、オリジナルのエール!(CODAはフランス映画;エール!のリメイクです)はどんななんだろう...と思い、観てみました。
※ ネタバレあり
エール! のめちゃくちゃざっくりなあらすじ…
フランスの小さな田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外の家族全員(両親・弟)が聴覚障害者だったが、「家族はひとつ」 を合い言葉に明るく幸せな毎日を送っていた。
ある日、ポーラは密かに憧れていたガブリエルと同じ選択授業のコーラスを選択。するとポーラの歌の才能に気づいた顧問のトマソンにパリの音楽学校への進学を勧められる。しかしポーラの歌声を聴くことのできない家族は、彼女の才能を信じることができない。家族から猛反対を受けたポーラは、進学を諦めようとするが……。
人は...... いちばん初めに観たもののほうを好む、と言いますが。。
それを抜きにしてもCODAのほうがよかったような。。
曲の選曲が難解というかマニアックで、ポーラちゃんの歌唱力が伝わりづらく…。
アメリカ版は You’re All I Need To Get By にしても Both Sides Now にしてもキャッチーなメロディーでスっと入ってこれたのだが、エール!では古典のような曲ばかり。
これがヨーロッパの洗礼というやつなのか...
そしてわたしのCODA最大のお気に入りシーン。
歌う娘の首元を両手で触れ、体で歌声を感じようとする 嗚咽必至の美しいシーンだ。
エール!でどのような描き方になるのかとても楽しみだった。
ところがポーラちゃんが歌う前から ガガガッと首を両手で強めに抑えて さぁ来い状態なパパ。前のめりすぎ笑
もう少し余韻を持たせて繊細な描写にしてほしかった…
涙は出なかった…w
だがしかし、入学試験での手話付きの歌には大号泣だよ。
親元から巣立つ子の心情を歌った「青春の翼」は物語にもすごくマッチしていて感動的でした。
というわけでわたし的にはCODAに軍配ですが、ネット上ではエール!ももちろん大絶賛なのでぜひCODAとセットで観てほしいです。