THIS IS US やっと観終わりました。
※ ネタバレあり
THIS IS USのめちゃくちゃざっくりなあらすじ…
ピアソン夫妻のもとで生まれ育ったケイト・ケヴィン・ランダルの三つ子(以下、ビッグ3)の人生を中心に描いた群像劇。
ランダルはじつは養子( ケヴィン・ケイトと同じ日に生まれた)。30代半ばを迎えたビッグ3の現在(シーズン1時点で36歳)を中心に 彼らや彼らの周囲の人々とのかかわりを、「過去」「現在」「未来」の複数のタイムラインを交えて描く。
各シーズンはビッグ3の誕生日から始まり、シーズンごとに1歳ずつ年を重ねていく。
物語は どの家庭にも起こりそうな あるあるな出来事や、仕事・恋愛・家族とのかかわりなどを丁寧に丁寧に拾い上げていく。
ドラマティックではなくある意味、とてもふつう。それがとてもリアル。
生きていれば誰でも経験するであろう喜びや挫折、分岐点......。そんな物語が展開していくので自分自身に重ねたりして ぐさぐさ刺さります。
「現在」のビッグ3に起きる大小様々な出来事。それらへの向き合い方や解決策が「過去(幼少期)」のビッグ3の経験とじつはリンクしていたり、または「未来」に活きたり影響を与えたり・・・。
そのつなげ方は毎回「おおぉー」と唸らせられます。脚本がよくできているなぁと。
THIS IS USでいちばん好きなカップル(夫婦);ランダル&ベス。
制作のミスリード(?)で、将来 このカップルが離婚してしまうんだとすっかり騙されたユリイカ夫婦は激しく落ち込んだが、さいごまで仲良し夫婦で終わったのでよかった。。。
そしてユリイカ家お気に入り、ケイトの夫;トビー(写真左)。
このカップルは衝突は多いものの安泰系だと油断してたからまさか最終回直前に離婚するとは思わなくて口あんぐり。そんなサプライズいらんて〜
うん。。
さいしょは良かったんだよ。ピアソン家のみんな。
でもシリーズが進むにつれ、ピアソン家の絆や結束が強すぎて、「そりゃないだろ」「そんな言い方ひどい」と思うセリフやエピソードが増えていって若干気分悪かった(これは狙って書いているのだろうか?)。
たとえば、ケイト&トビーが夫婦喧嘩すると残りの2人が一方的に「おまえが悪い」とトビーを責めるとか。
ピアソン家のルールや伝統を押しつけたり(本人達は自覚なし)。
パートナー達が気の毒すぎて、なんかピアソン家の連中を応援できなくなってったよ。。。
ユリイカ家的、気の毒すぎる人圧倒的1位:ミゲル
ミゲルはもうさいしょからかわいそうだった。
ビッグ3の父親であるジャックの親友だったミゲル。
じつはジャックはビッグ3が17歳のときに亡くなってしまったのだが、その後、妻のレベッカはミゲルと再婚。
それがどぅーーしても受け入れられないビッグ3はミゲルになにかと冷たい。
これがもうひどい!!笑
おまえら大人になれ―
ちなみにミゲルの死、ユリイカ夫婦はTHIS IS US史上いちばん泣きました。嗚咽…
シーズン5は放映期間が2020-2021とコロナ禍ドンピシャだったのだが、ドラマ内に実際にコロナネタを盛り込んできたのは意外でした。だいぶ脚本変えたんじゃないだろうか。
前述したように、「過去」「現在」「未来」の3つのタイムラインがあり、レベッカはいちばん振り幅が大きかったのでたいへんだったと思う(たぶん②が役者さんのリアル)。
個人的には、ほぼすべての登場人物に物語があるのに対し、ランダルの次女;アニーだけ、まじでなにひとつなくて残年だった。アニーかわいくて大好きだったから、アニーの物語も作ってほしかったわ。。
途中から愚痴っぽくなってしまったけどこのドラマほんとうに沁みました。
ぐっとくるセリフやはっとするセリフにいつもじーんとしてた。
心が温まる、おすすめのドラマです。