岩惣は 本館客室・新館客室・離れ、と趣の異なる3つの客室タイプからなります。
今回泊まるのは離れの『洗心亭』。
本館と新館はつながっていますが、離れは本館を出て5分強歩くというまさに「離れ」感満載でテンション上がります^^
趣ある小路に点在する離れを一軒一軒興味深く眺めながらいちばん奥まで歩いて行くと、、
『洗心亭』に着きました
洗心亭はじつは岩惣でもっともコンパクトでありながら宿泊料金はいちばん高いお部屋。
岩惣でいちばん古く、文豪が宿泊し、表千家の宗匠が「洗心亭」と名付け、数寄屋造りの技術を惜しげもなく施した歴史と威厳をあわせもった由緒正しきお部屋なのです。
わたしは当初、もう少し広い部屋を選びたかったのですがだんなさまたっての希望でこちらの部屋にしました。結果的に大正解。だーりんの目に狂いはなかった!
8畳一間のいたってシンプルなお部屋。部屋のまわりを広縁が囲っているのでそれ以上の広さとゆとりを感じられます。
木枠の硝子戸もとても美しい。
ただ、隙間だらけなので暖房入れてもめちゃめちゃ寒かった。笑
夏は夏でエアコンが全く効かなそうではありますが 生活が多少不便だとしても木枠ってやっぱりかわいいから、気分が上がる^^
窓からは清らかな小川を見下ろせます
床の間
続いて水回り。洗面所はタイル張りの意外やモダンな仕上がり。
容量たっぷりの引き出し、これいいなー。
ゴールドのつまみや引き出しを少し出しておくのも見事に意匠になっている
お風呂は残念ながら温泉ではありませんでしたが、野趣あふれる露天風呂風の意匠がリカバー。
仲居さんに「お風呂を入れるとき、お湯の温度は60℃に設定してください」と言われて火傷するよ?!とびっくりしたのですが、どうやら岩が冷たすぎてお湯が一瞬で冷めるらしいのです。触ってみたら衝撃、たしかに氷のように冷たい!!
言われたとおりにおそるおそる60℃でお湯を張りましたが、ちょうど適温になりました笑
お部屋でウェルカムドリンク&スイーツをいただきました。お菓子はもちろんもみじ饅頭~
さて、この数寄屋造りの凛々しいお部屋でわたしたち夫婦がとても感動したものがあります。
それは、エアコンの本体、コンセント、換気扇などを一切見えないようにしているんですね。
洗面所の換気扇も同じ設計
浴室の換気扇はこんなかんじ。
コンセントは部屋の超・端っこだったり(しかも一見コンセントだと分からない)、完全に死角になっている場所に設置されていたり。
和の美しさ・繊細さをこれでもかと散りばめた数寄屋造りの部屋には無粋なものはいらないのだと、その一切を排除した設計に深く感じ入ったユリイカ家なのでした
お向かいの紅葉谷公園から引きで洗心亭を撮影。佇まいにオーラあり!!
▼ 広島旅行記
広島旅行♯01(1日目)
広島旅行♯02(1日目 -岩惣①-)
広島旅行♯03(1日目 -岩惣②-)
広島旅行♯04(1日目 -大鳥居サンセット-)
広島旅行♯05(1日目 -岩惣③ 夕食-)
広島旅行♯06(2日目 -早朝の厳島神社-)
広島旅行♯07(2日目 -弥山-)
広島旅行♯08(2日目 -牡蠣屋でランチ-)
広島旅行♯09(2日目 -お好み焼き2連発-)
広島旅行♯10(最終日)